篠山で新発見!!
7月15日、県立人と自然の博物館で、篠山市で新たに発見された恐竜化石に
関する発表が行われました。
今回見つかったのは、鳥類に近い恐竜「デイノニコサウルス類」の左の前脚と
後脚の一部。篠山層群では8種類目の恐竜化石になります。
昨年の9月、「篠山層群をしらべる会」の松原薫さんと大江孝治さんが、篠山市の
県立丹波並木道中央公園内にある岩槐から発見しました。
「デイノニコサウルス類」の発見は、福井県の勝山市に続き国内2例目。
しかし今回は、土の圧力の影響が少ない砂岩層に埋まっていたため、左前脚は
上腕骨から指骨までがほぼ完全な状態で見つかりました。
人博の三枝春生主任研究員は、
「鳥に進化する前の恐竜の前脚の機能を知る上で大変貴重な資料」
と話されていました。
また、他の部分も埋まっている可能性も高く、人博は、「篠山層群をしらべる会」などと
協力し、非公開で発掘調査を行うと話されました。
ちなみに、見つかった化石は、8月31日まで県立人と自然の博物館で
一般公開されています。
詳細は県立人と自然の博物館のホームページをご覧ください。
http://hitohaku.jp/