北海道で新種・アンモナイトの化石発見!

北海道の浦河町で2005年以降に継続的に12種類65個のアンモナイトの化石が発見されています。 この度、その中の15個が新種だったと発表されました。 詳しくはこちらのリンクからご覧ください。
化石 アンモナイトの新種発見 北海道浦河町(毎日新聞)
こちらで発見された新種は、今まで日本国内で発見されてきた種類とは違い、 世界的に分布する種に近いとされ、外来の種が次第に移入してきた証拠にもなりえるとされています。   見つかった地層は、約7600万~約7400万年前の白亜紀後期の地層とのことですが、 そもそもアンモナイトという生物は、古生代シルル紀末期から中生代白亜紀末までの およそ3億5,000万年前後の間に繁栄したと言われており、白亜紀後期ということは、 アンモナイトが生息していた時期の後期の方にあたるといえます。 アンモナイトと言えば、オウムガイのように平らな形で巻いている姿が想像されますが、 今回発見された新種のアンモナイトは、らせん型のかたちが特徴。 以前は兵庫県の淡路島でで同様のらせん型の化石が見つかっておりますが、 それとはまた頭部の巻き方に微妙な違いがあるということです。 アンモナイトでオウムガイのように平たく巻いていないものは、 「異常巻き」とよばれ、白亜紀くらいから見られる形なのだとか。 今回見つかったらせん状のものをはじめ、紐がもつれたような複雑な形をしたものもまた、 「異常巻きのアンモナイト」と呼ばれるということで、アンモナイトは非常に奥の深い生き物ですね。