- フクイティタン(福井県勝山市で発見・前期白亜紀)
- トバリュウ(三重県鳥羽市で発見・前期白亜紀)
- タンバティタニス(兵庫県丹波市で発見・前期白亜紀)
コラム「もっと知りたい竜脚類」③竜脚類は地球上のどこにいたの?
竜脚類についての豆知識を少しずつ更新しているコラム、「もっと知りたい竜脚類」。
中生代ジュラ紀前期から白亜紀後期に生息していたとみられる竜脚類ですが、
地球上のどの大陸に分布していたかをご存知ですか?
実は、竜脚類は中生代すべての大陸に生息していたのではないかと考えられています。
特にアメリカ西部のコロラド州あたりに分布するジュラ紀のモリソン層では120年前から近年に至るまで、
竜脚類の化石の発見が相次いでいます。
アパトサウルス、ブラキオサウルス、ブロントサウルス、スーパーサウルスなどその種も様々。
南アメリカ大陸ではアルゼンチンの中期ジュラ紀~後期白亜紀の地層が分布する地域で、
エオラプトルやアルゼンチノサウルスなどの化石が発掘され、
アルゼンチンにおける発見で特筆すべきなのは竜脚類の中でも「超巨大竜脚類」といえる
竜脚類の化石が多数発見されていることです。
一方ヨーロッパで発見されている竜脚類の化石は、小型のものが多く、
ヨーロッパは中生代の大半、無数の島々の集まりであったため、当時海に堆積していたと考えられている
地層からセティオサウルスなどの竜脚類が発見されています。
後期三畳紀が、最初の竜脚類とされる化石が発見されている時代で、
その当時は地球の大陸は一つのパンゲアと呼ばれる超巨大な大陸でした。
超巨大な大陸ではありましたが、一つにつながっていたため、比較的温暖な地域を恐竜たちは自由に闊歩していたのでしょう。
ジュラ紀にはパンゲアが分かれ始めたため、大陸ごとに異なった種類の竜脚類が発見されるという進化、分化につながってきています。
ちなみに東アジアは海水の上層によって形成された、ツルゲイ海峡によって早い段階から孤立していたと考えられています。
東アジアの中の1つ、日本では、