コラム:「もっと知りたい!竜脚類」①
地球が始まって以来、最も大きな陸上動物をご存知でしょうか?
そう、それが「竜脚類」で、丹波市で2006年に発見された「タンバティタニス・アミキティアエ」も、
この竜脚類の内の一種です。
さて、その竜脚類について、あなたはどれくらい知っていますか?
これから不定期で、竜脚類の豆知識をご紹介いたします。
まずは、竜脚類の進化について。
南アフリカとタイから発見された化石の記録から、2億1千前に進化して、今よく知られている、
首が長く巨大な竜脚類の体型になったと考えられています。
ですが中期ジュラ紀の始まりごろには竜脚類は非常にレアで、
それが、白亜紀の終わりに絶滅するまでに、多くの種が繁栄したと考えられています。
竜脚類は、古竜脚類と呼ばれる類型と共に、「竜脚形類」と呼ばれる一つの進化系統に含まれています。
そして、トカゲ型の骨盤を持つ恐竜のグループ「竜盤類」にも含まれています。
竜脚類が多様化したのは中期ジュラ紀から恐竜絶滅までのごく短期間のこと。
東アジアで繁栄した、とても首の長いマメンキサウルス類、
鞭のようにしなやかな尾を持つフラジェリコウダ類、
この二つは主にジュラ紀に繁栄したとされています。
そして、マクロナリア類は白亜紀に多様化したと考えられています。
また、ジュラ紀のマクロナリア類は、カマラサウルスと、巨大恐竜ブラキオサウルスがいます。
超巨大な竜脚類の化石は、白亜紀末期のティタノサウルス類で、主に南アメリカで多く発見されているということです。
その竜脚類、研究者によって「どのような環境で」暮らしてきたかについて、
見方がずいぶん変わってきたのですが…、その辺については、次回のコラムで。