日本で恐竜好きなら誰もが良く知っている、福井県勝山市で発掘された
勝山恐竜化石群。その中の、5種類の新種の恐竜化石と、
それらが発見された発掘現場が、
「国指定天然記念物」に指定されます。
文化 勝山恐竜化石、天然記念物に(毎日新聞)
今回国天然記念物に指定される5種類の新種の恐竜化石とは、
- フクイラプトル
- フクイサウルス
- フクイティタン
- コシサウルス
- フクイベナートル
の5種で、また勝山市北谷町の発掘現場も天然記念物に指定されます。
勝山市北谷町で恐竜の化石が次々と発見されたその始まりは、
昭和57年の夏、ワニ類の歯の化石が発掘されたことでした。
その全身骨格が発見されたことにより、恐竜時代のワニ類として注目され、
その後の化石発掘調査の原動力につながりました。
また昭和63年夏の予備調査でも、肉食恐竜の歯が2本発見され、その翌年から
5か年の計画で「福井県恐竜化石調査事業」として本格調査が始まり、
フクイサウルスが発見されたのです。その後、第2次の本格調査が行われる傍ら
福井サウルスの全身骨格の復元が行われ、その復元が完成した平成12年にオープンされたのが、
ご存知福井県立恐竜博物館です。
日本の恐竜化石のなんと約8割を発掘し、
フクイラプトルやフクイサウルスの国内初の全身骨格復元などの大きな成果が注目される、
勝山恐竜化石群。
これからも続けられる恐竜化石調査事業に、ますますの注目が集まります。