モンゴルで、竜脚類(※1)とみられる恐竜の足跡の化石が発掘されました。
その大きさは、なんと106センチ!
1メートル超の恐竜足跡化石、ゴビ砂漠で発見 岡山理大・モンゴル科学アカデミー研
調査隊によると、1メートルを超える足跡の化石は世界でも発見例が少なく、
恐竜の生態や当時の様子を解明する上で貴重な資料という。
ということなんで、本当に貴重な大発見だということです。
リンク先の画像を見ていただけると、化石の隣に岡山理科大の石垣忍教授が
横になっていて、比較するとその大きさが実感できますね。
記事内でも触れられていますが、足跡の化石が見つかったということは、
その付近に骨格の化石も眠っているかもしれません!
ですがそもそも「足跡の化石」ってどうやってできるものなのでしょう。
恐竜が柔らかい泥、土等の上を歩くと足跡が残ります。
その上にどんどん砂などが重なっていき、地層ができていくと、
足跡を目で見ることはできませんが、
地層の下に足跡が眠っていることがあります。
一億年以上という時間がその足跡の付いたやわらかい土や泥を石のように固くしていきます。
そして現代、上に重なった地層を丁寧に剥がしていくことで、
足跡の化石を見つけることができるのです。
このように、生き物そのものではなく、生き物の活動していた痕跡が
残っている化石のことを「生痕(せいこん)化石」といいます。
※1竜脚類……長い頸を持った非常に体の大きい草食恐竜の分類群であり
ブラキオサウルスなどがその代表です。ちなみに、
「丹波竜」の愛称で親しまれる「タンバティタニス・アミキティアエ」もこの分類です。