大型ティラノが日本にもいた!
長崎市の長崎半島西岸で白亜紀後期(8,100万年前)の地層から、大型肉食恐竜(ティラノサウルス科)の歯の化石が2点発見されました。
福井県立恐竜博物館と長崎市が共同調査を行ったもので、歯の大きさは8.2㎝で、推定される恐竜の大きさは10m以上で国内最大級であると、地元の長崎新聞をはじめ、多くの全国紙でも大きく報道されています。
(神戸新聞より)
化石の実物は、地元の長崎市科学館で展示されています。同博物館では、9月23日まで特別展「ダイナソーワールドⅡ大恐竜王国」も開催されていますので、展示された大型恐竜も併せて実際の大きさを体験してみたいものです。
モンゴルや中国で発見されているタルボサウルスも同じティラノサウルス科で今回発見された恐竜とほぼ同じ大きさです。現在、ちーたんの館では、8月31日までタルボサウルスの骨格模型が展示されています。いい機会ですのでぜひ大型恐竜をご覧いただき、今回発見された大型恐竜の実物化石のすごさを想像してみてください。
(右側がタルボサウルス:神戸新聞より)
発見された化石は、保存状態の良いとのことですので、タンバティタニスと同様に新種恐竜と認められる研究が進む可能性もあるのでしょうね。
日本では、福井県、兵庫県、北海道に続き、長崎市でも恐竜化石の大きな発見がなされ、今後も各地で引き続き恐竜化石の発見が続くことを期待したいと思います。