「タンバティタニス」の学名決定報告会が開催される!

今年の8月に丹波竜に「タンバティタニス・アミキティアエ」という学名がついたことに関し、11月1日に丹波市山南住民センターで兵庫県立大学による学名決定報告会が開催されました。 P1110866P1110867 当日は、多くの恐竜愛好家の方々が参加いただき、県立大学の三枝春生主任研究員からの報告に耳を傾けておられました。報告会ではタンバティタニスが新属・新種に認定された8つの特徴などの詳細な論文内容の説明とともに、8年間にわたる研究の苦労話や精巧なクリーニング作業を行ったスタッフへの感謝などもあわせて話していただきました。 特に1個体として大量の化石数を誇るタンバティタニスの研究結果は、今後の恐竜研究にも多大な貢献があるものと感じました。 P1110873P1110874 最後に篠山層群は、恐竜化石だけでなく、哺乳類のササヤマミロス・カワイイやトカゲ、カエル類などの豊富な化石資源があり、引き続いて研究を進めなければならないと力説されていました。私たちもこれらの地域資源を多くの人々に知ってもらえる機会を多く作る必要性を感じました。   この報告会の日から、お隣のちーたんの館で特別展「丹波竜の軌跡」が開催されています。今回の展示では、タンバティタニスの新属・新種を決定した「尾椎」、「血道弓」、「脳函」の化石も展示されています。 P1110832P1110833P1110831 この特別展の期間中、ちーたん館に入ると大きな動く恐竜やマラウィーサウルスの全身骨格の展示がみんなを待っています。 P1110842P1110854P1110825 魅力的な恐竜展示がしてある特別展は12月7日までちーたんの館で開催されていますので、ぜひお越しください。