地球の不思議体感 篠山の親子ら 化石発見現場を散策

地球の不思議を体感する 「ガイアウォーク」
▲化石発掘体験に熱中する子どもたち=山南町上滝で
 山南町上滝の恐竜化石が発見された地層をたどりながら地球の不思議を体感する 「ガイアウォーク」 (兵庫丹波の森協会主催) が4月19日、 川代公園や化石発掘現場などで行われた。 篠山市や福知山市から親子15人が参加。 化石発見者の一人、 村上茂さんらから地層に関する解説を聞いたり、 化石発掘体験などを楽しんだ。 [caption id="attachment_6174" align="alignnone" width="300"]地球の不思議を体感する 「ガイアウォーク」 化石発掘体験に熱中する子どもたち=山南町上滝で[/caption]  川代公園を散策しながら村上さんから渓谷に見られる地層について説明を受けた後、 交流施設の元気村かみくげでは、 化石発掘体験に挑戦した。 また、 環境教育ファシリテーターで、 NPO法人風和 (篠山市宮ノ前) 事務局長の大月傑さんが、 地球の誕生から現在までの46億年の歴史を紹介。 交流施設から化石発掘現場までの距離 (約460m) を年表にたとえ、 10m進むごとに1億年の時が経ったと仮定し、 恐竜がいた時代や人類の誕生などをわかりやすく説明した。  3月に神戸から篠山市二階町へ越してきたばかりという小西周介さん (38) は、 家族ら6人で参加。 長男の志門君 (篠山小3年) が3歳のころから恐竜が大好きといい、 知り合いを通じてこのイベントを知った。 「2億年も前の地層が身近に見られ、 勉強になった。 自然の美しさに感動しきりです」 と話していた。  同協会から地域資源を活用したプログラムの企画運営を委託された風和の大月さんは、 「上久下の地で、 1~2億年前には恐竜が歩いていたんだということを体感し、 想像力を膨らませてほしい」 と話していた。

丹波新聞より)