「丹波竜フィギュア」の制作がスタート!
たんば恐竜・哺乳類化石等を活かしたまちづくり推進協議会では、2006年に篠山層群から発見された「丹波竜」のフィギュアを制作します。
実際に発掘された化石を基に制作するもので当時の恐竜の姿が再現されます。
フィギュアの原型となるのは、丹波竜化石工房にある小田隆氏の復元画です。
制作は、協議会から受託を受けた(株)ActoWが担当し、現在、造形作家である徳川広和氏によって原型模型の制作が進めてられています。
徳川広和氏は、国内外の博物館やフィギュア製品の原型制作等を手掛ける造形作家として知られており、平成23年度には丹波市において、丹波竜の大型模型を制作されています。
9月に第1回のフィギュア制作打合せを実施しました。
原型模型は、兵庫県立人と自然の博物館の三枝春生主任研究員の監修を受けながら、科学的な根拠に基づいて制作されます。
三枝主任研究員は、2006年8月に丹波竜の肋骨が発見されて以来、丹波竜化石の第一人者として研究を進められており、監修を受けた今回のフィギュアは生命の息吹を感じることができるでしょう。
制作途中の原型模型です。
丹波竜の頭部です。丹波竜は、頭部の環椎や脳函など世界でも希少な化石が発見されており、他のフィギュアと違ってより当時の恐竜を想像することができるでしょう。
恐竜の半身の肉付けがほぼ完成し、第2回目のフィギュア制作打合せを行い、一部微調整のうえ、残りの半身も制作することを確認しました.
今後も、発掘された化石を基に監修者や制作者が協議・調整しながら、単なる想像の世界ではなく、太古の生きものとしての「丹波竜」の復元をめざしていきます。
制作状況につきましては、本協議会のホームページで随時紹介していきますので、お楽しみに!
フィギュア制作へのご質問、ご意見や応援メッセージ等があれば、下のコメント欄に投稿してください。