6月11日(火)に平成25年度たんば恐竜・哺乳類化石等を活かしたまちづくり推進協議会 総会を開催しました。
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中瀬勲会長(あいさつ)と、樋口清一、大木豊両副会長の執行部です。
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当協議会は、篠山層群で発掘された世界的にも希少な恐竜・哺乳類化石等の価値と丹波地域の魅力を全国発信し、 59団体(企業・各種団体・自治会・NPO・行政等)参加のもと、地域一体となった市民主導のもとに持続可能な地域づくりを進めることを目的としています。
総会の内容としましては、 平成24年度事業実績と会計決算報告の承認、 平成25年度の事業計画と会計予算の審議を行いました。
平成25年度の事業計画では、昨年度から検討された恐竜フィギュアの制作事業が提案されました。このフィギュアは、丹波市が作成された
恐竜復元模型をもとに制作するもので、完成後は、制作したフィギュアの販売等を通じて、丹波地域内外に「太古のいきものとしての恐竜」を広くPRしようとするものです。
総会では、会員全員の賛同を得て、平成25年度事業として認定され、今後、企画運営委員会で十分協議し、実施していくことを確認しました。
近く、皆さんの身近に「たんば竜」がその姿を表しますので、ご期待ください。
また、現在実施している篠山層群の
スタンプラリーについても、平成25年度前半の重点事業として推進していくことに決定しました。多くの皆さんの参加をお待ちしています。
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総会終了後、人と自然の博物館 三枝春生 理学博士による「丹波の恐竜化石とその復元」との演題で、記念講演を開催しました。
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三枝先生は、たんば恐竜の発掘以来、篠山層群の研究を続けておられ、今回の講演では、篠山層群の恐竜化石や哺乳類化石の学術的価値についての説明を受け、私たちの地域が持つ篠山層群の素晴らしさを改めて認識しました。
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また、
並木道中央公園など丹波市(山南地域)以外でも貴重な恐竜化石や哺乳類化石が見つかっており、今後も篠山層群における新たな発見の可能性をお聞きしました。
篠山層群が保有する数々の化石の価値や、化石から復元に至る想いを聞き、協議会としてもフィギュア制作や情報発信の重要性を再認識するとともに、積極的な事業展開を実践していきたいと考えています。
総会の前には、当協議会の理事会を開催し、総会議案内容等についての協議を行いました。