報告・竜と獣の道学「ダブルセミナー」@人と自然の博物館

      「竜と獣の道学」    恐竜化石や地層の成り立ちについて、   人と自然の博物館の研究員から、   専門的な話が聞けるセミナーとツアーが   セットになったプログラムです。   恐竜のこと、化石のこと、地層のこと・・・   太古の時代についてもっと詳しく聞きたい!!   そんな方におすすめのプログラムです。 竜と獣の道学は今年度で3年目。 過去の受講生が、さらに知識を深めようと 23名の参加者が集まりました。 本日9月23日は、 二人の研究員からセミナーが受けられる 「ダブルセミナー」でした。 まず、11:00~は 人と自然の博物館 主任研究員の小林文夫先生です。     セミナー内容は 「日本の恐竜化石含有層~恐竜化石を含む地層はどのようにしてできたか~」  小林先生の独自のユーモアを含みながら、 内容はとても専門的なものでした。 どんな地層から、恐竜化石は発掘されているか。 ・プレートの動きから恐竜化石の含む化石が地表が現れる原理 ・植物化石の話 ・時代別、恐竜化石が新たに見つかる可能性が高い国内層群の紹介 他にも専門的な話を、たくさんされました。 ・ お昼休憩を挟んで・・・ ・   次は、13:00~は 人と自然の博物館 主任研究員の三枝春夫先生です。     セミナー内容は 「最新の世界の恐竜化石情報」  三枝先生は多岐にわたる最新研究情報を テンポの良いトークでどんどんお話されました。 篠山層群での最新情報では最近ニュースになった 並木道中央公園の話もされました。 ・ボーンベット地帯のこと ・発掘された恐竜化石の分類について ・太古の鳥類の話の時には 発掘された化石がどの分類(鳥類なのか、○○類)なのかを 鎖骨の形などは現在も類似しているとのことで、 鎖骨の形を見せてくださるために 「現在の鳥類の骨格レプリカ」を回覧いただきました。 左は石灰水の塊岩・右は歯のレプリカです。 それぞれに含まれているHOの成分を比較することで その恐竜がどのように生活圏を動いていたがわかる、といった話もありました。 他にも、 ・ふさふさ毛の生えた恐竜がいたのでは? ・巨大なノミに、小さな哺乳類の話 など、定刻時刻の60分間を超えて110分も講話をいただきました。 専門的な話でしたが、大変興味深かったです。 次は、10月20・21日に石川県・福井県へ県外ツアーに行きます。 三枝先生も同行されます。 興味のある方は、 たんば恐竜・哺乳類化石等を活かしたまちづくり推進協議会事務局 (丹波の森協会内 0795-73-0933) までお問い合わせください! 次回はどんな話をしていただけるのでしょうか。。。