23年度・第4回「竜と獣の道学・連続セミナー」
9月4日、丹波並木道中央公園で4回目のセミナーが行われました。
今回は、「恐竜時代の植物たち」をテーマに、人と自然の博物館で植物の研究を
されている半田久美子先生にお話しをしていただきました。
恐竜の生きていた中生代の植物は、針葉樹やイチョウ類等の裸子植物が主でした。
被子植物の登場は、白亜紀前期になります。
※子房を持つのが被子植物、持たないのが裸子植物です。
丹波竜がいた白亜紀前期の丹波地域は、亜熱帯で、乾季のあるサバンナ気候で、
針葉樹やベネチテス類といった裸子植物や、シダ植物が繁栄していたそうです。
ちなみに、現在の陸上植物は、被子植物25万種、裸子植物760種、
シダ植物1万1000、コケ植物2万種。
恐竜の時代と違って、裸子植物の種類は被子植物より少ないですが、
裸子植物は、森林面積の30%を占めています。