岡山で「カセキッサ」開催中

岡山市の駅前で、化石を囲んで自由に話をする「カセキッサ」が開催中です。街角と化石という出会いが新鮮。
カセキッサ(林原自然科学博物館) カセキッサは、街のあちこちで、コーヒーのかわりに「化石」をかこんで、人々がいろんな話をする場をつくってみたい、というプロジェクトです。「カセキッサ」というプロジェクト名は、飲食を提供するということではなく、「気楽な場にする」「化石がコーヒーのような存在となり、コミュニケーションのきっかけになる」という意味を込め、語呂合わせしたものです。
2月20日まで開催中、年1~2回の開催です。今回のテーマは「古い魚屋」。古代の魚の化石を囲んで、いろいろお話。 これまで4回の記録をみてみると、1回目が「あたま」、2回目が「こどもとたまご」、3回目が「写真」、4回目が展示と連動した裏舞台企画と、テーマ設定が秀逸です。今回のもおもしろいですね。開催場所はいろいろですが、まちを歩いていると、化石の展示が外から見えるというロケーションはいいなあと思いました。 丹波でも、たとえば柏原や篠山の街中でできないでしょうか。あるいは、丹波竜発掘現場近く、元気村かみくげにできる展示施設で、こうした「編集力」のあるユニークな月がわり展示ができないでしょうか。説明力(とそれに伴う勉強)は必要になりますが、総合的な展示を志すより、あたたかみがあっていいなあと思いました。 カセキッサ、林原グループはいま苦境にありますが、がんばってほしいものです。