巡回展「長野市から見つかった化石たち」

長野市で行われている500万年前の化石の特別巡回展、「太古からの贈り物 長野市から見つかった化石たち」が、戸隠地質化石博物館で始まっています。
太古の長野からの贈り物~長野市から見つかった化石たち~ 信州新町と中条村が新たに長野市に加わり大きくなった長野市にはかつてどんな生き物がいたのか? 様々な化石で紹介します。
博物館での展示は10月24日(日)まで。この巡回展、長野市の合併記念事業だそうです。内容について、長野市のホームページから引用します。
太古、長野市は日本海につながる海の底でした。市内から見つかったクジラ、セイウチやアシカ、カイギュウ、サメ、ホタテガイやカキなどの化石はその証拠です。また、ゾウやシカ、カメなどの化石も見つかっており、化石の宝庫といえます。今回、日本初のカイギュウ、世界最古のセミクジラ属となるシンシュウセミクジラなどの貴重な化石を集めた巡回展を信州新町化石博物館、中条公民館、戸隠地質化石博物館、生涯学習センター、市立博物館の5会場で開催します。これらの化石から約500万年前の「長野の海」を実感してみましょう。
確かに500万年前には、自治体はもちろん、ヒトが設定した何らかの境界さえ、なかったでしょうね。合併を考えるにはいい企画かもしれません。巡回展の準備について紹介した博物館のブログには、貝の化石を同定するには、貝の歯を見るなんてウンチクが述べられていました。ひとつ、勉強しました。