「たんば恐竜・哺乳類化石等を活かしたまちづくり推進協議会」の事務局を担う、兵庫丹波の森協会で、我が国における恐竜化石の発掘や研究の先進地である
福井県立恐竜博物館を見学しました。
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雪化粧の中に、恐竜の卵を思わせる建物が見えてきました。
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エントランスまわりです。巨大な建物は、約10年前、約140億円をかけて建設されました。福井県の力の入れようが分かります。
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エスカレーターに乗って、3階から一気に1階まで降り、地底を思わせるトンネルを抜けて、展示スペースに入っていきます。
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恐竜化石が堆積した地層(ホーンベッド)
アメリカで発見された本物です。
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恐竜の足跡化石・・・大きい足跡と小さい足跡、
はっきりした足跡とぼんやりした足跡があります。
恐竜の寿命は、約60年
恐竜は、年齢と共にどんどん大きくなったそうです。
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膨大な量の骨格模型が展示されています。
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福井で発見された
フクイサウルス・テトリエンシスの骨格模型
白亜紀前期、全長4.7m
恐竜の名前は、恐竜の特徴や発掘地などを組み合わせてつけられる。フクイは福井、テトリは手取川でしょうね。
地球誕生から現在までの歴史(約46億年)を、約14mの棒で表現しています。
恐竜が生きていた約1億年前は30cm、人類の祖先(ホモ・サピエンス)が現れた20万年前は数cm前であり、地球の歴史の長さに驚かされます。
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今年7月の開館10周年記念の展示に向けて、クリーニング作業が急ピッチで進められています。
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ミュージアムショップ
恐竜関係のグッズ、書籍、土産ものが販売されています。
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レストラン
メニューには、トリケラ丼など、恐竜の名前が用いられています。
福井県では、恐竜化石を活かす方法のひとつとして、恐竜博物館の建設が選択されました。丹波地域では、これまでの資料展示コーナー、発掘体験などの他に、どのような活用が考えられるでしょうか。協議会での議論や取り組みが期待されます。