ルーマニアで新種の肉食恐竜化石

ルーマニアの白亜紀後期の地層から、後足に鋭いかぎ爪のある新種の肉食恐竜の化石が発見されました。
後ろ足に鋭いかぎつめ=白亜紀後期の新種肉食恐竜-ルーマニアで化石発見 ルーマニアの白亜紀後期(7000万~6500万年前)の地層から、後ろ足に大きく鋭いかぎつめがある肉食恐竜の化石が発見され、30日までに新属新種に分類された。
ベロキラプトルの近縁ということですが、なぜこのような形態になったかという、次の解説が興味深いです。
ルーマニア付近は当時、多くの島に分かれており、草食恐竜など他の動物は島の環境に適応して小型化していた。この肉食恐竜は、後ろ足の鋭いかぎつめで獲物を捕らえられていたと考えられるという。
島という限られた環境下での生物の多様化は、進化を考える上で現在でも注目のひとつですものね。