篠山層群のカエル類にも学名が・・

ひ篠山層群の新種の化石に新たな仲間が加わりました。今度は、新属・新種のカエルたちです。 篠山層群では、たくさんのカエルの化石が見つかっていて、たんば恐竜化石マップ2011から全身骨格化石写真を紹介してきました。 化石マップ2011カエル化石 その後も研究が続けられ、状態の良い2標本を精査した結果、査読付き国際学術雑誌に投稿、受理・出版され、新たな学名が付与されました。 学名は、「ヒョウゴバトラクス・ワダイ」と「タンババトラクス・カワズ」と名付けられ、、「ヒョウゴ」は「兵庫」を、「タンバ」は「丹波」を、「バトラクス」は「カエルという意味のギリシャ語」を、「ワダイ」は「発見者でクリーニングを行った和田和美氏」を、「カワズ」は「日本語の古語の蛙(かわず)」を表しています。 研究は、兵庫県立人と自然の博物館の池田尾忠弘研究員によるもので、篠山層群関係ではパキゲニス・アダチイに引き続いての研究発表となりました。 篠山層群での新種化石は、発表順に ササヤマミロス・カワイイ(哺乳類)、タンバティタニス・アミキティアエ(恐竜:竜脚類)、パキゲニス・アダチイ(爬虫類)、ニッポノウーリサス・ラモーサス(卵殻化石)に続いて、5例目の新種化石となります。