丹波の恐竜化石産地見学バスツアー
時は、師走。
恐竜等の化石が発見された丹波地域も
いよいよ冬になり、寒くなってきました。
3週間前は、紅葉が綺麗だ!なんて、言いながら
ぽかぽか陽気の中をウォーキングしたことが、
ずっと前のように思えます。
さて、12月16日(日)
丹波市・篠山市の恐竜関連施設を巡るツアー「丹波の恐竜化石産地見学バスツアー」を開催しました。
参加者は、31名。(15家族)
神戸市・阪神間・加西市・大阪府と、幅広い地域から
また、1歳から60歳の方までと、幅広い年齢層の方々に
ご参加いただきました。
「ほんまよう、丹波に来たったに~、おっきに~」(篠山方言風)
さて、10時半に篠山口駅を出発をしたバスは、
第1の目的地「兵庫県立丹波並木道中央公園(篠山市)」に到着しました。
丹波並木道中央公園では、
羽毛恐竜の化石やボーンベットが確認されています。
1.恐竜化石に関する講義
ツアーに同行いただいた
兵庫県立人と自然の博物館の池田忠広研究員から講義を受けました。
内容は、恐竜クイズや、少し専門的な話、篠山層群の話など・・・です。
研究員の話を懸命にメモを取る姿も見られました。
2.昼食
元気村かみくげさん提供の「恐竜弁当」
ご飯のふりかけは、地層をあらわしているのでしょうか?
丹波並木道中央公園の雰囲気をたっぷり味わいながら昼食・休憩をしました。
3.丹波竜化石発見地
丹波並木道中央公園を出発して、、、バスに乗り込み約15分。
もうひとつの化石発見地丹波市山南町上久下地区にやってきました。
バスを降りて、そこから徒歩5分ほどで目的地に到着しました。
講義に引き続き、池田研究員に化石発見地周辺の案内をしていただきました。
篠山川の川床から、丹波竜の化石が発見されました。
解説中に真剣に写真をとる姿も見られました。
太古に存在していたものを見て、未来を築く。
子どもたちが真剣に講義を受ける姿をみると、
将来が楽しみになりますね。
近くの「丹波竜」で記念撮影をした後・・・
4.旧上久下村営上滝発電所記念館
この施設からは、丹波竜化石発見地を2階から眺めることが出来ます。
また、篠山層群に関する展示がされています。
参加者の方は、池田研究員に質問したり、交流を深めていました。
そして、2階の窓からは
丹波竜とちーたんのペナントを見ることが出来ました。
5.元気村かみくげ
ここでは、化石石割体験を経験しました。
説明を聞いた後・・・
チャレンジしました!
「これもしかして・・・?」
と思ったものは、全て専門家に聞きに行きます。
・・・化石ではなかったら、また再び石割へ。
そして!! ついに化石発見!
皆様は、この上の写真を見て
化石って分かりますか??
石だったり、植物の化石だったり・・。
化石に出会うためには、
根気良く、何度も何度も聞きに行くことが大切です。
そして、本日参加者31名は
なんと9個の化石を見つけることが出来ました!
・獣脚類・・・1個
・カイエビ・・・1個
・丹波竜かもしれないもの・・・7個
参考までに・・・
子ども50名ほどの団体様で4個のときもあるそうです。
今回は、とても良い結果に終えました。
発見した化石は、人と自然の博物館に保管。
貴重な参考資料になるので、持ち帰りは出来ませんが・・・
記念の缶バッチをいただきました。
ちなみに発見された化石は、
発見者の名前と一緒に同博物館に保管してもらいます。
6.丹波竜化石工房 ちーたんの館
一行は、再びバスに乗り、最後の目的地に向かいます。
同じ丹波市山南町にある通称「ちーたんの館」。
ちーたんとは・・・
丹波竜をモチーフにした
丹波市のマスコットキャラクターです。
すっかり、クリスマスモードのちーたんが施設の入り口で
お出迎えしてくれました。
池田研究員に、施設の展示物を使って、
篠山層群や化石、発掘現場の様子や方法、
化石のクリーニングなど、いろんなお話をしていただきました。
最後に、ちーたんの館で自由時間。
施設を見学したり、お土産を買ったり・・・・
図書を読む姿もありました。
当日は、特別展でフィギュア展も開催されていました。
化石の隣にフィギュアがあったり・・・
「この化石は、こんな姿だったのかな?」と、
いつもより太古の世界に、入り込めました。^^
そして、
○解散
丹波市山南町から、再び篠山層群上にある川代渓谷沿いに東へと戻ってゆき・・・・
篠山口駅に帰ってきました。
この川代渓谷はなかなかに自然が豊かな場所です。
昔は、きっと恐竜がのっそのっそと歩いていたのでしょう。
篠山層群は、今も、昔も
自然に恵まれたところなのだと思います。
古代を感じながら、
自然も満喫しに、
是非、家族と、友人と、もしくは一人でゆっくり??
篠山層群の昔と今を 「感じに」 お越しくださいませ。