サイエンスカフェ【世界の化石発掘調査を見てみよう】
11月18日
兵庫県立丹波並木道中央公園の茅葺民家で
サイエンスカフェを行いました。
テーマは【世界の化石発掘調査を見てみよう】
話題提供は荻野慎太郎氏(株式学者ActoW・古生物学者)です。
プロジェクターやiPad、フィギュアやレプリカを使いながら
どんどん世界観に吸い込まれるような話仕方で、お話くださいました。
サイエンス『カフェ』ということで、
丹波篠山茶と秋の味覚を使った和菓子(黒豆大福・栗餅)を食べながら
実施しました!
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まずはじめに「世界ではどんな発掘調査をしているのか」
ということで彼の実体験を元に話されました。
途中、調査中に食べた世界のご飯の話をされ、
化石発掘調査中、ご飯は唯一の楽しみだが
ある国では、ずっと同じご飯だったなど
冗談や笑い話を混ぜながら話されました。
また、発掘された本物は持ち帰れないけど、
レプリカを作ることで持ち帰ることができる。
など、彼が世界で実体験したことを楽しくお話され
現場を覗き見ているような感覚になりました。
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その次に、研究結果をいかにお茶の間(世間)に広めるか・・・
という話になりました。
荻野氏は、研究結果を元に画家やデザイナー、作家と協力し
作品にして世間に結果を伝えている活動をされているようです。
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また、フィギュアやiPadを使い、
本来の恐竜はこうあったのではないかと
語られるシーンもありました。
参加者にも触れる機会がたくさんありました。
4月1日受理された、げっ歯類化石(ライチュウ・ピカチュウ)の話
とても興味深かったのですが・・・
受理された日はエイプリルフール。
実は偽の論文発表だった、なんていうフェイク話もありました。
参加者には小学生のお子様もいましたが、
大人から子どもまで、彼の話を楽しみながら約40分の話が終わりました。
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次に質問タイムです。
・恐竜の色はまだ不明のはずですが・・・
という質問には
化石からわかる目の位置、
発見地からわかる情報、
同時代・同地域の環境をふまえて
現在生きている生物の色や毛の生え方などを比べて
保護色を持って生活していたのではないか・・・
毛が生えていたら、獲物を捕らえにくかったのではないだろうか・・・
など推測しているとのことでした。
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また、どうして恐竜はいなくなったのか?という小学生の質問には、
別の小学生のお子様が、
5分ほど、荻野氏と会話をするように、回答されていました。
とても詳しく答えており、荻野氏も「よく勉強しているね」と言われてました。
会場にいた皆さんも「すごい!」と感じられており感心されていました。
将来、恐竜学者になっているかもしれませんね。
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こうして約1時間のサイエンスカフェは終わりました。
サイエンスカフェ後も別会場で展示されていた
「本物化石展示」コーナーで荻野氏はいるとのことでしたので、
参加者の一部の方は引き続き彼の解説を聞きに行かれた様子でした。
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恐竜って本当にいたの?
そんな疑問をつい心に持ってしまいがちですが、
現在の動物と話がリンクしたり、
実際に石から石以外のものが見られたときには
本当に恐竜っていたんだと実感できます。
そんな恐竜の化石や、古生物の化石が発見されている現場が
篠山市・丹波市にあり、
それも生活圏のすぐ近くで発見されているのだから、
すごいことだなと、今日もまた、改めて感じなおした1日でした。