日本ジオパークに認定された勝山の地質遺産へのツアーが活況だったというニュースです。課題も拾われています。
勝山ジオパーク1年、ツアー活況 旅行代理店に波及も
福井県勝山市内の貴重な地質遺産群が昨年10月に日本ジオパークに認定されてから1年が経過した。市は本年度、見学ツアーや講演会、市内小学生への教育普及活動を展開し、ツアーには県内外から予想以上の参加申し込みがあった。また民間の旅行代理店が独自にツアーを企画する波及効果もあり、市担当者は「成果は期待以上」と手応えを感じている。
化石発掘体験が目玉というものの、意外に巨大岩石が大人も興奮したとあり、直感的に体感し感動できるスポットの魅力について考えさせられます。日帰りのツアーだったけれども、1泊2日を望む声もあったとか。
また、課題については、次のように伝えられています。
一方で、市民の盛り上がりや市民ガイド育成、新たなコース開発といった課題も見えてきた。畑中主査は「他県のジオサイトを参考にガイド養成コースを設けたり、中高年らやる気のある人たちを発掘する必要がある」と長期的な視野で取り組む考えを示す。
学習の場にも利用されたわけですが、化石発掘現場を見学できることを知らない子どもが多かったなど、丹波との違いを感じさせるところもあります。見方を変えると、このあたりが、やはり丹波の魅力ということにもなるのでしょうね。