コラム:竜脚類事件簿①頭だけ別の恐竜の骨だった?


竜脚類の全身骨格は非常に貴重だと言われています。

それは竜脚類の体のつくりとして、頭骨と首のつながる部分が弱いという

要素が一因として挙げられています。

竜脚類の死体が土に還るとき、頭と胴体が離れてしまい、そこに水流や隆起などが起こると、

頭部だけがどこか別の場所に移ってしまい、別々に発見される、もしくは、

頭骨の場所が分からないということがよくあるからです。

 

アメリカのペンシルバニア州ピッツバーグの「カーネギー自然史博物館」にて、

アパトサウルスの体の骨の化石に、カマラサウルスの骨が間違えてのせられ、展示されていたことがありました。

 

ちなみに、アパトサウルスは竜脚類で、

短めの首の付け根から、胴体の前部にかけて背骨が突起している形が特徴的な恐竜です。

首や尾っぽを支える強力な筋肉や人体があったのではないかと考えられていて、

全長は約21~25mと推測されています。

ちなみに「アパトサウルス」という名前は、「迷わすトカゲ」という意味です。

他の竜脚類の化石と非常に類似していて、分類が難しいことから「迷わす」という意味の命名がされました。

 

カマラサウルスもメジャーな竜脚類の一種で、

その頭部はとても特徴的だと言われています。大きなあごの骨には強い筋肉がついていたと考えられています。

アパトサウルスより、硬い植物も噛む力があったということですね。

全長は18mくらいではないかと推測され、首や尾は短め。

ちなみに名前の由来は、「小さな部屋のあるトカゲ」。

脊椎骨にくぼみや部屋があることで、骨自体を軽量化していたことから名づけられたようです。

 

こんな珍事件もあったということで、いかに竜脚類の全身骨格が貴重であったかということがうかがい知れます。

国内発見された竜脚類全身骨格は、

兵庫県丹波市の丹波竜化石工房で見ることができます。

化石のクリーニングが進むことで、もっと詳細な全身骨格が見られるようになるのではないかと、期待されています。

 

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