地元協議会で化石発掘調査に挑戦!!

10月19~22日の4日間、地元の上久下地域自治協議会が3回目の化石発掘調査を実施されました。昨年の8月29~31日(恐竜の里新聞68号)、今年の3月28~30日(恐竜の里新聞74号)に続き、地元主導で実施されたものです。 山南町上滝地内の篠山層群では、2006年に国内最大級の竜脚類「タンバティタニス・アミキティアエ」(通称「丹波竜」)の化石が発見されていますが、地元の発掘作業は丹波竜発見地上流の篠山層群地層で行われました。 この調査は、主催:上久下地域自治振興会、共催:丹波市、協力:兵庫県立人と自然の博物館により実施され、ひとはくの研究員の指導の下、地元ボランティアの方が削岩機やハンマーを使って丁寧に発掘作業を続けられていました。 P1000449 第1回の化石発見に続き、今回の発掘でも初日に恐竜とみられる歯の化石が発見され、篠山層群の持つ日本でも有数の化石発見地としての可能性が実証されました。 自治協議会の会長でもある発見者の村上さんは、「まだまだ、化石は発見することができる。今後もさらに広い場所の発掘を続けたい」とおっしゃていました。地元ボランティアさんも含めてこのような熱意が素晴らしい発見につながる要因であると思いました。 みなさんも、今後の活動に注目していただきたいと思います。