1本指の肉食恐竜発見

ニュースウォッチ>発見・研究 2011年 1月 25日by 小橋 昭彦コメント:0

中国から、前脚の指が一本しかない肉食恐竜の化石が発見されました。

First One-Fingered Dinosaur Found—Dug for Bugs?

Unearthed in northeastern China, Linhenykus monodactylus is a member of the theropod dinosaurs, the group of two-legged carnivores that includes Tyrannosaurus rex and Velociraptor.

Most theropods had three fingers on each hand. But Linhenykus belongs to a family known as the alvarezsauroids: small, long-legged dinosaurs that had one big finger alongside two barely functional nub fingers.

Linhenykus monodactylusと名づけられたこの恐竜、ティラノサウルスなどを含む獣脚類の仲間ですが、なかでも鳥に近いアルヴァレツサウルスの系統と考えられています。

ただし、アルヴァレツサウルスは大きな一本指が特徴であるものの、まだ指が小さく残っている一方で、今回の恐竜には、指が一本しかありません。生きていた時代は、8400万年から7500万年前。

ちなみに、恐竜の前脚の指の数ですが、ごく初期のエオラプトルには、メインは3本ですが、5本指だった痕跡が残っているそうです。同じ三畳紀のコエロフィシスは4本ですね。その後、ジュラ紀のアロサウロスになると3本になっています。白亜紀後期、ティラノサウルスになると2本指です。もっとも、今回の恐竜が、さらに進化して1本指になったというわけではなく、違った系統としてそれぞれ進化を続けたということのようです。

論文は下記。

A monodactyl nonavian dinosaur and the complex evolution of the alvarezsauroid hand

研究者の所属する大学からのプレス発表に、解説ビデオがありますので、紹介します。

日本語記事も公開されたので追加しておきます。

1本指の恐竜を発見、穴掘りに使用か

オウム程度の大きさで、長い指が両手に1本ずつしかない恐竜の化石が中国北部、内モンゴル自治区で発見された。この長い指で土を掘っていたとみられる。

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