風洞実験で翼竜の飛び方を実験

空洞実験で翼竜の飛び方を実験してみたところ、これまで考えられていたより、大空をゆったりと飛んでいたことがわかりました。
Engineer provides new insight into pterodactyl flight Pterosaurs (also referred to as pterodactyls) were too slow and flexible to use the stormy winds and waves of the southern ocean like the albatrosses of today, the research by Colin Palmer, an engineer turned paleontology PhD student in Bristol’s School of Earth Sciences, found.
翼竜の骨は、現代の鳥と比べても軽くできています。その様子を、カーボン・ファイバーとエポキシ樹脂で再現し、風洞実験を行ったそうです。その結果わかったのは、現代のパラグライダーのように、ゆったりと飛ぶことが可能だったということです。着地もそっと降りられたようですから、骨がきゃしゃでも、着陸時に骨折などをする危険も少なかったということになります。 また、上空では、上昇気流を上手にとらえて、現代のワシやタカのようにゆっくり旋回しつつ、獲物を狙うことができたようです。翼竜がどのように離陸したかについては、先日の記事「翼竜は前脚を使って離陸していた」で紹介したように、四足すべてを利用して飛び立たったようです。今回の研究は、飛び立った後の翼竜の姿を描くもの。翼竜の様子が、ずいぶん見えてきました。