地層から恐竜が暮らしていた環境を推測

ニュースウォッチ>発見・研究 2010年 10月 18日by 小橋 昭彦コメント:0

化石が見つかった地層の特徴を調べることで、当時の恐竜たちがどのような環境に暮らし、互いに棲み分けていたかが見えてきたそうです。

Spatial niche partitioning in dinosaurs from the latest cretaceous of North America

Ceratopsians preferentially occur in mudstone, whereas hadrosaurs and the small ornithopod Thescelosaurus show a strong association with sandstone. By contrast, the giant carnivore Tyrannosaurus rex shows no preferred association with either lithology.

研究者らは、北米で見つかった343種の化石を分析、それらが見つかった地層の特徴を調べたそうです。その結果、人気の高いトリケラトプスなどが含まれる角竜類は泥岩から見つかることが多く、それに対して、ハドロサウルスなどは砂岩から見つかることが多かったそうです。

これらの結果から、ハドロサウルスは川のそばで暮らす一方、角竜はその周辺の氾濫原で主として暮らしていたのではないかと推測。一方、ティラノサウルスの化石が見つかっている地層にはこれといった偏りが無かったことから、ティラノサウルスはこれらを行き来していたのではないかと推測しています。

多種の大型の植物食恐竜が同じ環境に暮らしていると、食物の奪い合いになってしまいますから、当時は異なった環境で(ということは異なった植物を主に食べて?)棲み分けていたというのは納得です。肉食恐竜は、そうした境界にとらわれないのも、なるほどですね。恐竜化石と植物化石との相関も詳しく知りたくなってきました。

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