翼竜は大陸間を飛行した?

プテロサウルスの飛行能力に関する最新の研究によると、およそ16,000キロもの飛行が可能だったと推測されています。仮にそうだとすれば、大陸間を渡ることも可能で、離れた地で見つかっている化石の考察にも一石を投じるかもしれません。
Giant Pterosaurs Could Fly 10,000 Miles Nonstop Predating jet travel by at least 65 million years wasn’t a problem for the biggest pterosaurs. These prehistoric creatures might have been able to fly up to 10,000 miles nonstop, according to research presented Oct. 10 at the annual meeting of the Society for Vertebrate Paleontology.
プテロサウルスといえば、これまでも、飛べなかったのではないかといった説が出されるなど、さまざまな議論を起こしてきました。このほど新説を発表した米チャサム大学のMichael Habibは、プテロサウルスの研究で注目されている学者です。
Discover magazine names Professor Michael Habib's research one of 100 Top Stories of 2009
今回、推定のもとになっているのは、10メートルという大きな翼竜。引用記事に小さな恐竜を加えた姿がイラスト化されていますが、背の高さは、現代のキリンくらいとイメージすれば良いようです。翼はひろげると10メートルあります。 キリンに10メートルの翼をつけて(というイメージはちょっとコミカルですが)、それが大西洋を渡っていく姿を想像すると、なんとも雄大です。