角竜の新種発見がもたらすミステリー

ニュースウォッチ>発見・研究 2010年 9月 23日by 小橋 昭彦コメント:0

ユタ州で2種類の角竜が発見されました。横向きの角、フリル飾りのような形状の襟とユニークな姿もさることながら、これらが同時期に生息したことから、広くない大陸になぜこれだけの種類の角竜が生息可能だったかという謎をもたらしています。

Amazing Horned Dinosaurs Unearthed on “Lost Continent”

Two remarkable new species of horned dinosaurs have been found in Grand Staircase-Escalante National Monument, southern Utah. The giant plant-eaters were inhabitants of the “lost continent” of Laramidia, formed when a shallow sea flooded the central region of North America, isolating the eastern and western portions of the continent for millions of years during the Late Cretaceous Period.

このほど発見されたのは、ユタケラトプスとコスモケラトプスと名づけられた、角竜類の新種です。トリケラトプスの仲間ですが、目の上の角が前ではなく横に向かっているのが特徴です。さらに、コスモケラトプスは、襟飾りがフリルのようになっていて、独特。上記サイトに、解説動画もありますので、どうぞご覧ください。

ところで、これらが生きていた6700万年前の大陸が、それほど大きく無かったことが、新しい謎をもたらしていると発表にあります。

This finding of “dinosaur provincialism” was very puzzling, given the giant body sizes of many of the dinosaurs together with the diminutive dimensions of Laramidia. Currently, there are five giant (rhino-to-elephant-sized) mammals on the entire continent of Africa. Seventy-six million years ago, there may have been more than two dozen giant dinosaurs living on a landmass about one-quarter that size.

動物には、自らが生きるために、一定程度の面積(植物等の食料の必要量から導き出されます)が必要です。たとえば、現在のアフリカ大陸では、大きな哺乳類は5種類しかいないそうです。それが、4分の1しかなかったかつての大陸に、20種類を超える恐竜がいたと推測されるわけです。

もしかすると、恐竜の食べ物は、これらの種の間で食べ分けられるほど多様だったのかもしれません。あるいは、今の動物から推測されるほどには、恐竜はエネルギーを消費しなかった(食料を必要としなかった)のかもしれません。

当時の大陸は、どのような生態系になっていたのでしょうか。さまざまに想像が広がります。

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