中日新聞に、福井県立恐竜博物館特別館長の講演の抄録が紹介されています。25万人程度の集客だったところから、今年度は50万人を視野に入れるところまで伸ばした舞台裏が語られています。
恐竜博物館が開館したのは二〇〇〇年。だが、入館者数は目標を下回る年間二十四、五万人の状態が続いたため、改善策を模索しようと〇五年に将来計画を策定した。
一〇年までの目標として▽恐竜研究の中核施設としての確立▽アジア地域での恐竜発掘▽国際会議の開催▽博物館と野外公園の一帯化-などをあげた。
所管が県教委から知事部局内に新設した観光営業部に移ったことで報道機関との連携が図れ、「博物館の観光化」に役立ったこと、また、国外のネットワークも重要で、アジアの研究者が集まる学会に出るなど、学術面と観光面が両輪となる必要があるなど、示唆に富んだ指摘に考えさせられました。
今年の早春に行きましたが、あまりの立派さにおどろきました。
福井県の意気込みが感じられますが、それだけでなく、
国際会議、海外とのネットワーク、観光営業部への移行など、
寝られた戦略と並々ならぬ努力があったのですね。
丹波での「恐竜まちづくり」を考えるうえで、教えられます。