「ゲノム化石」で生命の進化を探る

米マサチューセッツ工科大の研究者らが、ゲノムの研究を元に生命の歴史を探り、現代のすべての生命のゲノムの起源が、およそ30億年前にあると発表しました。
地球上の生命、30億年前に爆発的増加 研究 地球上の生命体は約30億年前、日光からエネルギーを効率的に獲得する方法を身につけたことがきっかけで爆発的に増加したとする論文が、19日の英科学誌ネイチャー(Nature)に発表された。
MITによる発表は下記。
Scientists decipher 3-billion-year-old genomic fossils Analysis of modern-day genomes finds evidence for ancient environmental change and a massive expansion in genetic diversity.
今から5億4200万年前、いわゆるカンブリア爆発前の生命は、組織が軟らかいため、ほとんど化石に残っていません。数少ない例外がエディアカラ生物群ですが、それとても、5億7000万年前です。 生命が誕生したと考えられる35億年前から長い間、痕跡を残すほどの生命が無かったということですが、今回の研究では、「ゲノム化石」をもとに、生命がおよそ30億年前に爆発的に増えたことを明らかにしています。